有効求人倍率が高止まりする中、中途採用成功のためには採用競合の動きを意識して選考を進めることが大切です。実際に転職を決めた人達は何社くらい応募していたのでしょうか。今回は「転職成功者の平均応募社数の実態」を調査した結果をご紹介します。
※2019年1月~12月の1年間にdodaエージェントサービスを利用して内定を得た人のデータを元に算出
dodaの求人に応募した人の書類通過率と一次面接通過率(※)を元に計算してみると、あくまで数字の上での話になりますが、「転職希望者が1社以上の内定を得るためには、5社の面接を受ける必要があり、そのためには21社への求人応募が必要である」ということになります。また、実際には一次面接の先に二次面接や最終面接など、複数回の面接を設定することも多いため、内定獲得に必要な応募数はさらに多くなります。その結果、「転職成功者は複数応募する割合が多い」という結果になっています。
※2019年1月~12月の間にdodaエージェントサービスを利用して内定を得た人のデータを元に「書類通過率」と「一次面接通過率」を算出
転職希望者がどれだけ入念に企業研究などの事前準備を行ったつもりでも、実際に選考が進む中で初めて見えてくることもあり、応募後に「思っていたことと違う…」と気づくケースは決して少なくはありません。企業とじかに接する機会が増えれば、求人情報からは読み取れなかった新たな魅力を発見できたり、会社の雰囲気や社員のチームワークなどを体感できるチャンスが増えたりするものです。自分では強みと思っていなかった実績が、“実は企業からは高く評価されるものだった”といった気づきにつながることも多々あります。複数応募することでそのような機会を得られることが増え、自身の転職活動を、より充実したものへと発展させられる可能性は大きくなります。そのため、転職希望者は複数社の選考を並行して進めるケースが多くなっています。
上述のように、転職希望者は複数社の選考を並行して受けているケースがほとんどです。そのため、採用成功のためには、常に採用競合の存在を意識し、自社への入社意向を高められるように一人ひとりの応募者に合わせてアプローチを検討することがポイントとなります。
dodaでは貴社専任の担当者が中途採用マーケットや採用競合の動きも踏まえて貴社の採用活動をご支援しますので、ぜひお気軽にご相談ください。