不動産業界中途採用マーケットレポート(2023年3月発行)

2023年3月発行
業界別マーケットレポート

不動産業界

不動産業界中途採用マーケットレポートは、dodaに登録いただいた求人と登録者から、不動産営業職および不動産専門職についての登録者動向・求人動向・採用ポイントをまとめたレポートです。

不動産営業職

ここがポイント
  • 2022年12月~2023年2月の登録者数は、2022年9月~11月対比で97%と微減
  • 2022年12月~2023年2月の求人数は、2022年9月~11月対比116%と増加傾向
  • 採用目的を叶えるための適切な要件定義と自社ならではの魅力訴求がポイント

不動産営業職の登録者動向

登録者詳細
不動産営業職の登録者詳細(2023年3月)

※対象:2022年12月~2023年2月にdodaにご登録いただいた方

毎月の登録者数の増減が少なく、緩やかに右肩上がりで登録者数が増えていた9月~11月期に対して、12月の登録は大きく落ち込んだものの1月には登録者数は増加した結果となった。現職の繁忙期に合わせて12月から2月は月ごとに登録者数の増減幅は大きい。また、宅建資格保有者も微増しており、資格合格者の登録が進んでいる模様だ。

不動産営業職の求人動向

求人マーケット動向
不動産営業職の求人マーケット動向(2023年3月)

対象:2022年9月~2023年2月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
※9月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。

新型コロナウイルスの影響はありつつも求人数の増加傾向は現在も続いており、積極的に採用活動を展開する企業も増えてきた。これまでは経験者重視の採用が中心となっていたが、「若手〜中堅層の人材不足の深刻化」といった理由から、未経験者(ポテンシャル層)をターゲットとした求人も増加している。

不動産営業職の採用成功POINT

まず採用の目的を整理して、転職希望者と競合他社の動向を加味した上で、適切な要件定義を行うことが重要である。
できれば、①「即戦力にアプローチ」することと、②「(これまでは採用してこなかったとしても)自社で活躍できる見込みのある未経験層へのアプローチ」という両軸で考えることが望ましい。
まず①に関しては、当該職種の経験者だからこそ気にするであろう「自社で活躍したくなる差別化された魅力」の訴求が必要だ。また②に関しては「どんなスキルを持っている人材が活躍できるか」を見極め、その人材の志向性を鑑みた上で、自社に転職することへのメリットを打ち出していくことがポイントである。

自社だけでは難しい、採用市場の動向を踏まえた採用要件の定義や他社との差別化…
dodaなら、採用のプロが徹底サポート!採用成功まで伴走します。

不動産専門職

ここがポイント
  • 2022年12月~2023年2月の登録者数は、2022年9月~11月対比で102%と増加
  • 2022年12月~2023年2月の求人数は、2022年9月~11月対比111%に増加
  • 訴求ポイントの明確化、採用手法の見極めがカギ

不動産専門職の登録者動向

登録者詳細
不動産専門職の登録者詳細(2023年3月)

※対象:2022年12月~2023年2月にdodaにご登録いただいた方

不動産専門職の登録者は、30歳以下が35%、31歳~40歳が23%となっており、41歳以上が42%と最も多くなっている。
マンション管理士や不動産鑑定士などの資格取得者の登録は少なく、管理業務主任者が5%、宅地建物取引士が16%となっており、専門性の高い資格保有者の採用難易度は依然として高い状態にある。

不動産専門職の求人動向

求人マーケット動向
不動産専門職の求人マーケット動向(2023年3月)

対象:2022年9月~2023年2月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
※9月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。

不動産専門職に関する求人ニーズは引き続き右肩上がりで増加しており、採用競合との獲得競争が厳しい状況が続いている。資格取得者を採用する場合には、経験を優遇するポイントを明確にするなど、応募獲得に向けた工夫が必要となっている。

不動産専門職の採用成功POINT

経験者採用や有資格者採用は獲得競争が激しいため、訴求ポイントをわかりやすくはっきりと言語化する必要がある。「働き方」「給与・待遇」「業界/会社の将来性」「社風/職場環境」「スキルアップ・教育体制」など、どの切り口で差別化するかが重要だ。
有資格者の登録者は少ないため、シニア層の雇用形態の切り替えや嘱託雇用、定年延長などで柔軟な求人形態にする企業も増えている。そのため社員による紹介採用(リファラル採用)やスカウト型のサービス、面接を確約するアプローチなど、時には採用手法を広げることも必要となるだろう。
同業界・異職種の採用を行う場合は、必要要件の項目にスキル・経験を明記し、職種を変えるメリットをわかりやすく伝えることが大事。スキルアップや働き方の変化など、仕事内容はもちろん環境面の変化をイメージできるようにすることが応募喚起につながるだろう。

スカウト型サービス「doda ダイレクト」なら
日本最大級約317万人規模のデータベースに直接アクセスして、
採用候補者を直接口説けます。

※こちらのPDF版レポートは、経営者や人事・採用担当者の課題解決を手助けするWebメディア「d’s JOURNAL(ディーズジャーナル)」byパーソルキャリアからダウンロードできます。

過去のレポート

不動産業界中途採用マーケットレポート(2023年3月発行)ページです。【中途採用をお考えの法人様へ】dodaサービスのご案内 - 採用成功への扉を開く、総合採用支援サービス

お問い合わせ・
資料請求

フリーダイヤル、Webのどちらからでもお問い合わせいただけます。お気軽にご連絡ください。

0120-339-494

(受付時間 平日9:00 〜 18:00)