doda転職求人倍率レポート(2021年1月発行版)

2021年1月発行
doda転職求人倍率レポート

業種別・職種別に読み解く転職市場動向

パーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」<https://doda.jp/>は、業種別・職種別の求人倍率を算出し、「doda転職求人倍率レポート」として発表しています。このデータは、8業種(「その他」を除く)ごと、11職種ごとに求人倍率を算出しており、転職市場における需給トレンドなどを表すものです。四半期に一度発行しており、今回は2020年10~12月の求人倍率をまとめています。

doda転職求人倍率レポート(全国)

2020年12月の転職求人倍率は2.02倍
経験者採用は採用手法を増やしてアプローチすることがおすすめ
【全国】転職求人倍率、求人数、転職希望者数の推移(2021年1月発行版)

doda編集長の解説

2020年10~12月の転職マーケット

2020年10~12月の転職求人倍率は、10月1.65倍、11月1.79倍、12月2.02倍となりました。12月の転職求人倍率は、9月比では+0.41pt、前年同月比では-1.12ptでした。

12月の求人数は、9月比では112.4%、前年同月比では72.9%でした。11月に引き続き来期を見据えて事業拡大のための採用を始めた企業や、2020年上期に採用を中断していた企業が本格的に採用を再開する動きがあり、求人数は増加しました。

業種別では、12月に前年同月比で求人の減少率が最も低かったのは「メディカル」(前年同月比83.2%)でした。

医療機器メーカーや医薬品メーカー関連企業が意欲的に採用活動を行っているようです。

職種別では、12月に前年同月比で求人の減少率が最も低かったのは「技術系(メディカル)」(同95.3%)でした。

夏ごろから臨床検査機器や臨床検査試薬メーカーでの募集が新しく開始されていましたが、新型コロナウイルス関連の求人は引き続き増加傾向となっています。

12月の転職希望者数は、9月比では90.0%、前年同月比では113.6%、前月比では91.9%となりました。転職希望者数は、例年、年末に向けて活動が落ち着く傾向があり、2020年も同様の動きが見られたため、前月から減少しました。

2021年1月以降の転職マーケット

3大都市圏を中心に再び緊急事態宣言が発出されましたが、前回時と比べてWeb面接が普及していることや対象範囲が限定的であることから、2020年4月・5月のように転職希望者の動きが大きく鈍化する傾向にはなりにくいと予想されます。しかし、多くの企業が経験者や即戦力となる人材を中心に求めていることで経験者採用の難易度が高くなっていることや、転職希望者の中には、すべてオンライン選考ではなく一度は直接会って話をしたいというニーズも生まれてきており、選考期間がより長期化する可能性があります。

今後、積極的に採用活動を行う企業は、従来の待ち型の採用手法だけでなく、ダイレクトソーシングやリファラル採用など攻めの採用手法を増やして経験者や即戦力となる人材にアプローチすることをおすすめします。一方で、企業の厳選採用が進むことで、未経験者採用の難易度は低くなっていることから、このタイミングで採用戦略を変えて未経験者採用に着手することも一つの手と言えるでしょう。

(doda編集長 喜多 恭子)

業種別の転職市場動向(全国)

12月の転職求人倍率は、前年同月比で8業種(「その他」を除く)のすべてで低下しました。求人数は前年同月比では「メディカル」(前年同月比83.2%)、次いで「IT・通信」(同77.2%)の順に落ち込みが少ない結果となりました。転職希望者数は8業種(「その他」を除く)のすべてで前年同月から増加しました。

業種 2020年10月 2020年11月 2020年12月
求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差
全体 1.65 ▲ 0.87 1.79 ▲ 1.02 2.02 ▲ 1.12
IT・通信 4.89 ▲ 2.16 5.22 ▲ 2.63 5.78 ▲ 3.06
メディア 0.99 ▲ 0.88 1.06 ▲ 0.97 1.04 ▲ 1.30
金融 1.75 0.06 1.70 ▲ 0.36 1.69 ▲ 0.62
メディカル 1.63 ▲ 0.74 1.75 ▲ 0.78 2.01 ▲ 0.62
メーカー 1.16 ▲ 0.79 1.23 ▲ 0.87 1.42 ▲ 0.89
商社・流通 0.69 ▲ 0.46 0.77 ▲ 0.49 0.92 ▲ 0.49
小売・外食 0.49 ▲ 0.42 0.53 ▲ 0.52 0.66 ▲ 0.56
サービス 1.80 ▲ 1.04 2.02 ▲ 1.20 2.29 ▲ 1.37
その他 0.58 ▲ 0.62 0.64 ▲ 0.70 0.73 ▲ 0.68

職種別の転職市場動向(全国)

12月の転職求人倍率は、前年同月比で11職種のすべてで低下しました。求人数は前年同月比では「技術系(メディカル)」(前年同月比95.3%)、次いで「技術系(IT・通信)」(同85.2%)の順に落ち込みが少ない結果となりました。転職希望者数は11職種のすべてで前年同月比から増加しました。

職種 2020年10月 2020年11月 2020年12月
求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差
全体 1.65 ▲ 0.87 1.79 ▲ 1.02 2.02 ▲ 1.12
営業系 1.45 ▲ 0.95 1.59 ▲ 1.00 1.69 ▲ 1.26
企画・管理系 1.26 ▲ 0.81 1.33 ▲ 0.85 1.49 ▲ 0.90
技術系(IT・通信) 6.64 ▲ 2.76 7.29 ▲ 3.00 8.08 ▲ 3.28
技術系(電気・機械) 2.65 ▲ 1.70 2.90 ▲ 1.78 3.29 ▲ 1.98
技術系(メディカル) 1.39 ▲ 0.27 1.49 ▲ 0.51 1.70 ▲ 0.30
技術系(化学・食品) 0.86 ▲ 0.55 0.92 ▲ 0.60 1.03 ▲ 0.69
技術系(建築・土木) 4.25 ▲ 1.58 4.68 ▲ 2.13 5.31 ▲ 2.20
専門職 5.63 ▲ 1.40 5.95 ▲ 2.09 5.90 ▲ 2.53
クリエイティブ系 1.03 ▲ 0.70 1.16 ▲ 0.75 1.33 ▲ 0.77
販売・サービス系 0.44 ▲ 0.55 0.46 ▲ 0.70 0.59 ▲ 0.76
事務・アシスタント系 0.16 ▲ 0.12 0.18 ▲ 0.14 0.23 ▲ 0.17

転職求人倍率の定義
「転職求人倍率」は、dodaエージェントサービスの登録者1人に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値(小数第三位を四捨五入)。
【転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷ 転職希望者数】
[求人数](1)当月中に新たに登録された新規求人数(採用予定人数)と、(2)前月からの繰越求人数(採用予定人数)の合算。
[転職希望者数](3)当月中に新たに登録した新規登録者数と、(4)前月から継続登録している繰越登録者のうち当月1件以上の求人に応募した登録者の数を合算。
※求人数、転職希望者数ともに、dodaエージェントサービスに登録された求人、登録者を算出対象としています。
※繰越登録者数は、当月からさかのぼって6カ月以内の新規登録者数です。
※転職希望者の「業種」「職種」は、希望する業種・職種ではなく、直近の仕事の業種・職種です。

doda転職求人倍率レポート(関西)

2020年12月の転職求人倍率は1.68倍
オンライン選考での課題を整理しておくことがポイント
【関西】転職求人倍率、求人数、転職希望者数の推移(2021年1月発行版)

doda関西オフィス エグゼクティブマネジャーの解説

2020年10~12月の関西エリアの転職求人倍率は10月1.38倍、11月1.54倍、12月1.68倍となりました。12月の求人数は、9月比では113.5%、前年同月比では71.4%でした。

転職希望者数は、9月比で90.5%、前年同月比で112.2%でした。
関西エリアでは、前年と比較すると、引き続き全業界において採用活動は縮小傾向ではあるものの、7~9月までと比較すると、10月以降に採用を再開する企業が増え始めたことで求人数が増加しました。製造業を中心に、想定よりも下期業績の回復が見られる企業も多く、来年度予定の採用を前倒して進める企業も一部で見受けられました。一方で、転職希望者は積極的に転職活動を行う方と、新型コロナウイルスの収束を待たれる方で二分している様子です。またオンライン選考で優位に採用を進められている企業と、そうでない企業との差が少しずつ生じているので、今後、中途採用を優位に進めたい企業は、オンライン選考での課題を整理した上で、その課題解決に向けて準備を進めることをおすすめします。

(doda 関西オフィスエグゼクティブマネジャー 大塚 康博)

業種別の転職市場動向(関西エリア)

12月の転職求人倍率は、前年同月比では8業種(「その他」を除く)のすべてで低下しました。求人数は前年同月比では「IT・通信」(前年同月比82.6%)、次いで「商社・流通」(同73.4%)の順に落ち込みが少ない結果となりました。転職希望者数は8業種(「その他」を除く)のすべてで前年同月から増加しました。

業種 2020年10月 2020年11月 2020年12月
求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差
全体 1.38 ▲ 0.81 1.54 ▲ 0.87 1.68 ▲ 0.95
IT・通信 4.33 ▲ 1.42 4.59 ▲ 2.10 5.02 ▲ 2.44
メディア 0.50 ▲ 0.50 0.52 ▲ 0.42 0.51 ▲ 0.63
金融 1.21 ▲ 0.27 1.40 ▲ 0.25 1.33 ▲ 0.52
メディカル 1.95 ▲ 1.24 2.08 ▲ 1.18 2.08 ▲ 1.16
メーカー 0.94 ▲ 0.64 1.00 ▲ 0.65 1.07 ▲ 0.73
商社・流通 0.54 ▲ 0.34 0.61 ▲ 0.35 0.70 ▲ 0.36
小売・外食 0.46 ▲ 0.68 0.56 ▲ 0.71 0.81 ▲ 0.60
サービス 1.68 ▲ 1.14 1.95 ▲ 1.26 2.13 ▲ 1.36
その他 0.50 ▲ 0.60 0.54 ▲ 0.59 0.58 ▲ 0.64

職種別の転職市場動向(関西エリア)

12月の転職求人倍率は、前年同月比では11職種すべてで低下しました。求人数は前年同月比で「技術系(IT・通信)」(前年同月比96.8%)が最も落ち込みが少ない結果となりました。転職希望者数は11職種のすべてで前年同月から増加しました。

職種 2020年10月 2020年11月 2020年12月
求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差
全体 1.38 ▲ 0.81 1.54 ▲ 0.87 1.68 ▲ 0.95
営業系 1.16 ▲ 0.83 1.44 ▲ 0.69 1.47 ▲ 0.99
企画・管理系 0.73 ▲ 0.48 0.74 ▲ 0.54 0.83 ▲ 0.51
技術系(IT・通信) 6.15 ▲ 1.27 6.68 ▲ 1.68 7.24 ▲ 1.72
技術系(電気・機械) 2.39 ▲ 2.35 2.63 ▲ 2.42 2.84 ▲ 2.42
技術系(メディカル) 1.80 ▲ 0.45 1.96 ▲ 0.89 2.00 ▲ 0.65
技術系(化学・食品) 0.66 ▲ 0.79 0.71 ▲ 0.74 0.69 ▲ 1.02
技術系(建築・土木) 4.37 ▲ 1.94 4.64 ▲ 2.54 5.32 ▲ 2.40
専門職 3.26 ▲ 1.01 3.31 ▲ 1.49 3.52 ▲ 1.85
クリエイティブ系 1.06 ▲ 0.33 1.10 ▲ 0.35 1.20 ▲ 0.48
販売・サービス系 0.49 ▲ 0.77 0.54 ▲ 0.89 0.77 ▲ 0.77
事務・アシスタント系 0.12 ▲ 0.07 0.14 ▲ 0.08 0.19 ▲ 0.07

※「転職求人倍率」は小数第三位を四捨五入。また、「転職求人倍率」の除数となる転職希望者数の業種(職種)については、希望業種(職種)ではなく直近の経験業種(職種)に準じている。
※想定勤務地に関西エリア(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県)が含まれる求人、および、希望勤務地に関西エリアが含まれる転職希望者が集計対象。

doda転職求人倍率レポート(中部)

2020年12月の中部エリアの転職求人倍率は1.88倍
リモートワーク制度の実情や手当など具体的に求人票に記載することを推奨
【中部】転職求人倍率、求人数、転職希望者数の推移(2021年1月発行版)

doda中部オフィス エグゼクティブマネジャーの解説

2020年10~12月の中部エリアの転職求人倍率は10月1.53倍、11月1.78倍、12月1.88倍となりました。12月の転職求人倍率は、9月比では+0.39pt、前年同月比では-1.31ptでした。

12月の求人数は増加傾向となり、9月比では114.4%、前年同月比では64.5%となり、転職希望者数は、9月比で90.3%、前年同月比で109.4%でした。
中部エリアでは、来期を見据えて採用活動を再開させた企業が増えたことにより、求人数は9月比で緩やかに増加しました。一方、転職希望者にはより多くの求人の説明会やオンライン面接を効率的に受ける動きが見られました。今後、柔軟な働き方を意識する傾向はより強まっていくと考えられるので、積極的に採用活動を行う企業は、転職希望者へ魅力を打ち出すポイントとして、リモートワーク制度の実情、手当など自社の採用優位性につながる情報を具体的に求人票に記載することをおすすめします。

(doda中部オフィスエグゼクティブマネジャー 三留 翔太)

業種別の転職市場動向(中部エリア)

12月の転職求人倍率は、前年同月比では8業種(「その他」を除く)のすべてで低下しました。求人数は前年同月比で「サービス」(前年同月比70.5%)が最も落ち込みが少ない結果となりました。転職希望者数は「金融」以外の7業種(「その他」を除く)で前年同月から増加しました。

業種 2020年10月 2020年11月 2020年12月
求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差
全体 1.53 ▲ 1.20 1.78 ▲ 1.08 1.88 ▲ 1.31
IT・通信 3.64 ▲ 2.32 3.95 ▲ 2.73 3.95 ▲ 3.18
メディア 0.51 ▲ 0.31 0.52 ▲ 0.27 0.40 ▲ 0.53
金融 1.39 0.15 1.91 0.21 1.49 0.61
メディカル 1.99 ▲ 2.12 2.30 ▲ 1.32 2.08 ▲ 1.77
メーカー 0.99 ▲ 1.05 1.01 ▲ 1.06 1.10 ▲ 1.17
商社・流通 0.70 ▲ 0.38 0.73 ▲ 0.41 0.82 ▲ 0.47
小売・外食 0.85 ▲ 0.97 0.98 ▲ 1.03 1.54 ▲ 0.73
サービス 2.16 ▲ 1.78 2.71 ▲ 1.47 2.87 ▲ 1.89
その他 0.45 ▲ 0.64 0.56 ▲ 0.57 0.65 ▲ 0.57

職種別の転職市場動向(中部エリア)

12月の転職求人倍率は、前年同月比で11職種のすべてで低下しました。求人数は前年同月比で「技術系(IT・通信)」(前年同月比87.4%)が最も落ち込みが少ない結果となりました。転職希望者数は11職種のすべてで前年同月比から増加しました。

職種 2020年10月 2020年11月 2020年12月
求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差 求人倍率 前年同月差
全体 1.53 ▲ 1.20 1.78 ▲ 1.08 1.88 ▲ 1.31
営業系 1.70 ▲ 0.86 2.33/td>

▲ 0.32 2.04 ▲ 1.07
企画・管理系 0.62 ▲ 0.49 0.62 ▲ 0.53 0.70 ▲ 0.54
技術系(IT・通信) 5.17 ▲ 2.05 5.53 ▲ 2.38 5.56 ▲ 2.64
技術系(電気・機械) 2.27 ▲ 3.04 2.57 ▲ 2.73 2.77 ▲ 2.74
技術系(メディカル) 0.96 ▲ 0.71 1.20 ▲ 0.39 1.07 ▲ 0.75
技術系(化学・食品) 0.79 ▲ 0.97 0.84 ▲ 0.89 0.89 ▲ 0.92
技術系(建築・土木) 4.48 ▲ 2.23 4.92 ▲ 2.55 5.64 ▲ 3.15
専門職 2.39 ▲ 1.58 2.23 ▲ 2.53 2.76 ▲ 2.54
クリエイティブ系 0.38 ▲ 0.80 0.49 ▲ 0.84 0.50 ▲ 1.00
販売・サービス系 0.73 ▲ 1.10 0.80 ▲ 1.20 1.20 ▲ 1.11
事務・アシスタント系 0.09 ▲ 0.20 0.11 ▲ 0.22 0.13 ▲ 0.29

※「転職求人倍率」は小数第三位を四捨五入。また、「転職求人倍率」の除数となる転職希望者数の業種(職種)については、希望業種(職種)ではなく直近の経験業種(職種)に準じている。
※想定勤務地に関西エリア(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県)が含まれる求人、および、希望勤務地に関西エリアが含まれる転職希望者が集計対象。

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