中途採用に適した時期とは?求人が多い・少ない時期や採用成功のポイントを解説

中途採用に
適した時期とは?求人が多い・少ない時期や採用成功のポイントを解説

中途採用に適した時期とは?求人が多い・少ない時期や採用成功のポイントを解説

2022.01.28

中途採用のキホン

中途採用に適した時期は、1月・4月・8月です。これらの時期は、年末年始やボーナス支給、年度・半期の切り替えのタイミングと重なり、転職希望者が動きやすい状況であるため、多くの応募が集まる可能性があります。

売り手市場の中で採用活動を成功させるためには、転職希望者の動きを把握した上で、ポイントを押さえて効率的に動きたいものです。

そこで本記事では、中途採用の繁忙期・閑散期について詳しく解説したあとに、中途採用を成功させるために大切なポイントも紹介します。

なお、実際の転職市場の動きについては人材サービスの提供会社に問い合わせると確実です。「doda」では、転職希望者のニーズを把握し最適な採用戦略を提案しますので、お気軽にお問い合わせください。

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中途採用の繁忙期と閑散期

中途採用は新卒採用と異なり、通年で実施する企業も少なくありません。しかし、競合他社も含めた企業の採用活動や、転職希望者の動きにはサイクルがあるため、繁忙期と閑散期がそれぞれ存在します。

企業の採用活動と、転職希望者の転職活動の両方が活発になる時期が重なったときに転職市場が大きく動きます。反対に、企業と転職希望者の両方の動きが少ない時期は落ち着いている時期と判断できます。
自社の採用活動を成功させるために、まずはそのサイクルを把握しましょう。

ここでは、厚生労働省が発表している「一般職業紹介状況」のデータから、「求職者数」「求人数」「有効求人倍率」の推移を追い、繁忙期と閑散期について解説します。

※本記事では、パートタイム労働者を除いたデータを扱います。

(参照:厚生労働省「一般職業紹介状況[実数](除パート)」)

新規求職申し込み件数が増える時期・タイミング

厚生労働省が公表しているデータでは、2025年の1年間の新規求職申し込み件数は以下のようになっています。

2025年の新規求職申し込み件数

  • 1月:248,308
  • 2月:222,953
  • 3月:234,855
  • 4月:294,320
  • 5月:231,576
  • 6月:215,637
  • 7月:227,154
  • 8月:203,466
  • 9月:217,456
  • 10月:231,147
  • 11月:183,657
  • 12月:193,056

(参照:厚生労働省「一般職業紹介状況[実数](除パート)」)

上記を見ると、4月が最も多く、次いで1月も多いことがわかります。

1月、4月に新規求職申し込み件数が多い理由

4月は、新しい年度が始まるタイミングです。多くの企業で部署異動や昇給・昇格などが行われるため、環境の変化が従業員の気持ちにも影響し、転職という選択肢が生まれる時期だと考えられます。

また、区切りの良い4月というタイミングからはたらき始めるために、逆算して1月ごろから動き出す転職希望者もいます。そのため、4月に次いで1月に新規求職申し込み件数が多いことが考えられるのです。

新規求職申し込み件数が減る時期・タイミング

先ほどのデータを見ると、新規求職申し込み件数は4月をピークに徐々に下がり、11月に最も落ち込んでいます。その数は、4月の数値のおよそ62%です。
次いで、12月も新規求職申し込み件数が少ない月となっています。

11月、12月に新規求職申し込み件数が少ない理由

11月、12月になると新規求職申し込み件数が大幅に落ち込む理由は単一ではなく、いくつかの要因が重なっている可能性があります。

まず、11月、12月に転職活動を始めると、年内の入社には間に合わないことが多いでしょう。「どうせなら年明けから心機一転…」と区切りのよい時期に活動を始めたい心理や、年末で現職が忙しくなるタイミングが重なる影響も考えられます。

また詳しくは後述しますが、この時期はそもそも新規求人数が大きく減る時期でもあります。そのため「求人数が増えるまでもう少し待とう」と考えて応募を見送っている転職希望者もいるでしょう。

このように、11月、12月に多くの転職希望者が転職を控える明確な理由はないものの、「年明けを待つよりも今転職するメリット」が小さいため、結果的に新規求職申し込み件数が少なくなっていることが考えられます。

新規求人数が増える時期・タイミング

続いて、新規求人数が増える時期についても見てみましょう。2025年の新規求人数の推移は以下の通りです。

2025年の新規求人数

  • 1月:540,897
  • 2月:507,145
  • 3月:491,193
  • 4月:517,088
  • 5月:487,372
  • 6月:478,525
  • 7月:517,523
  • 8月:466,165
  • 9月:483,520
  • 10月:527,183
  • 11月:445,570
  • 12月:476,131

(参照:厚生労働省「一般職業紹介状況[実数](除パート)」)

新規求人数が最も多かった月は1月、次いで10月です。1~4月のピーク期間を終えてからは新規求人数が少ない期間が続きますが、10月になると増え、11月からはまた下がるという動きを見せています。

1月、10月に新規求人数が多い理由

1月と10月に新規求人数が増える理由としては、いずれも企業の上期・下期の切り替わりが関係しています。3月が決算期の企業は、10月に上期から下期に切り替わり、上期の業績に応じて予算や人員計画が決まります。そのタイミングで多くの企業が求人を出すというわけです。

同様の理由で、12月が決算期の企業は1月に上期・下期が切り替わるため、新規求人数が増えます。加えて、年末に落ち込んだ新規求職申し込み件数が増え始める時期でもあるため、転職希望者の動きに合わせて募集を開始する企業も多いことが考えられます。

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新規求人数が少なくなる時期・タイミング

2025年のデータでは8月、11月、12月に新規求人数が減っています。夏の時期と冬の時期にそれぞれ数値が落ち込んでいる点が特徴的です。

8月、11月、12月に新規求人数が少ない理由

まず8月の求人数が少ない理由としては、お盆や夏季休暇などの休みがあり、企業活動が緩やかになることが挙げられます。

11月・12月に関しては、年末年始に向けて通常業務が忙しくなることや、来期の採用計画の準備があることも考えられます。また先述したように、12月が決算期の企業は1月に上期・下期が切り替わるため、12月は採用活動よりも来期の採用計画に注力することも関係しています。

中途採用にお勧めの時期・タイミング

中途採用を行う時期としては、新規求職申し込み件数が増えるタイミングと、新規求人数が少なくなるタイミングがお勧めです。以下で、それぞれの時期が適している理由とメリット・デメリットを解説します。

中途採用にお勧めの時期・タイミング

  • 新規求職申し込み件数が増える時期
  • 新規求人数が少なくなる時期

新規求職申し込み件数が増える時期

新規求職申し込み件数は新規求人数と異なり、4月が突出して高いという特徴があります。次いで1月が高く、4月のピークに向かって徐々に増えていくという流れです。
そのため、新規求職申し込み件数が増える時期に求人を出したいのであれば、1月~4月の掲載を狙って準備することをお勧めします。

この時期に中途採用を行うメリット・デメリットは以下をご覧ください。

メリット

多くの転職希望者が転職活動に動き出す時期なので、求人サイトの登録数が増える可能性が非常に高いでしょう。結果、自社の求人の閲覧数や応募数が増え、スムーズに母集団を形成できることが考えられます。そのため、複数名の採用を計画している企業に特にお勧めです。

デメリット

転職市場が活発な時期は、競合も同じように求人を出すため、レッドオーシャンとなる可能性が非常に高いと考えられます。そうなると企業間の競争率が高くなり、自社の求人が埋もれてしまう可能性があります。また、仮に自社に応募した転職希望者がいたとしても、同時期に応募していた他社のほうが魅力的であれば、辞退となることもあるでしょう。

特に1月は、新規求職申し込み件数だけでなく新規求人数も多い時期です。そのため、「多くの転職希望者に求人を見てもらえる」というメリットが期待できる分、それだけデメリットもある点を念頭に置くことが大切です。

新規求人数が少なくなる時期

年間のうち、新規求人数が少なくなる8月・11月・12月も、中途採用にお勧めの時期として挙げられます。新規求職申し込み件数こそ多くはない時期ではありますが、あえてこのタイミングを選ぶことで中途採用に成功する可能性も期待できます。

この時期についても、メリット・デメリットをそれぞれ確認していきましょう。

メリット

新規求人数が少ない、いわゆる閑散期は、ライバルが少ないため自社の求人が目立ちやすくなるというメリットがあります。また、繁忙期には出会えなかったような人材と出会えるチャンスもあるでしょう。

デメリット

新規求人数が少なくなる時期の中でも、特に11月と12月は新規求職申し込み件数も落ち込む時期である点に注意が必要です。母集団形成のハードルが上がり、中途採用に一定の時間を要する可能性もあります。

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活動期間が変則的なため、時期のコントロールが難しい側面も

中途採用を行う時期をコントロールするには、採用活動にかかる期間を知り、求人募集をかけるタイミングが狙った時期と重なるように採用活動を進める必要があります。

  • STEP1

    採用計画を立てる

    • 採用納期、目標人数、予算確保
    • 人材要件定義
    • 選考フロー策定
    • 採用手法選定
    • 採用基準策定
  • STEP2

    母集団を形成する

    • 求人管理
    • 採用手法見直し
  • STEP3

    選考する

    • 書類選考
    • 面接実施
    • 選考可否連絡
  • STEP4

    入社前フォロー

    • 労働条件決定
    • 採用条件通知書送付
    • 退職交渉サポート
    • 入社手続き

上の図は、中途採用の流れを4つのステップで表したものです。

STEP1からSTEP4までどのくらいの期間がかかるのかは、募集背景が1人の欠員補充なのか複数名の計画採用なのか、募集ポジションの希少性、求める人物像、予算などにより大きく変わってきます。

通常は、1人の採用であれば、1カ月半~2カ月半程度で採用まで進むことが多いですが、経営層や役員クラスなど、採用難易度の高いポジションの採用であれば3カ月~半年以上かかることもあります。希少性の高い専門職などは、通年で募集しているケースもあります。

中途採用の流れ

狙った時期に中途採用を行おうとしても、中途採用の募集背景が多岐にわたるため、コントロールが難しくなります。たとえば、急な欠員などで採用納期が決まっている場合は、すぐにでも募集をかける必要があるため時期のコントロールはできません。

また、新規求人数の増減は、転職希望者の動向だけではなく、企業の決算期や新卒採用の時期など、企業側の動向とも深い関わりがあります。

採用コストをかけられる時期、採用担当の人員を割ける時期なども考慮して採用計画を立てる必要があります。

関連記事:欠員補充とは?対応手順や欠員を出さないための対策方法を解説

時期に合わせて中途採用を成功させるためのポイント

上記で紹介した時期に中途採用を成功させるためには、以下の2点を押さえることが大切です。

中途採用を成功させるためのポイント

  • 繁忙期のポイント:選考スピードを速めること
  • 閑散期のポイント:求人を出し続けること

繁忙期のポイント:選考スピードを速めること

中途採用が活発な時期は、転職希望者の数がほかの時期よりも多く、応募が集まりやすい傾向にあります。一方で、他社と競合する可能性も高いため、競合他社よりも早く応募者との選考を進めることが採用成功のポイントです。

下のグラフは、書類選考日数と採用決定率の関係を表したものです。

※出典:自社調べ/データの集計期間 2023年2月~2024年2月。
※1年間の各社の書類選考結果と日数を集計。書類選考が20日以上経過している場合は一律20日として集計

グラフからわかる通り、書類選考期間が短いほど、採用決定率が高まる傾向にあります。選考日数を短くすることで、応募者の志望意欲を高く保ったまま選考を進められるようです。また、応募者と選考スケジュールが調整しやすくなることが採用決定率を高める要因になっていると考えられます。

閑散期のポイント:求人を出し続けること

前述の通り繁忙期は企業の求める人材が多く集まるメリットがある一方で、他社と競合する可能性も高まるデメリットがありました。そのため、5月や11月など転職活動が落ち着いている時期から募集をかけておき、他社よりも前倒しで選考を進めることが、採用が成功する可能性を高めるポイントとなります。

他社の動きが落ち着いている時期は、転職希望者が自社の求人を見つけやすい状況でもあります。ここで求人募集を控えてしまうと、せっかくの機会を失うことになりかねません。閑散期にこそ求人を出し続けておくことが採用成功のポイントです。

関連記事:求人広告の出し方とは?流れや期間、料金体系と応募を集めるポイントを解説

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【採用手法別】繁忙期と閑散期の活用ポイント

ここでは、「採用手法×中途採用の実施時期」という軸で採用活動を成功させるためのコツを解説します。以下の採用手法は、それぞれ繁忙期と閑散期で押さえておきたいポイントが異なりますので、しっかりと確認しておきましょう。

主な採用手法

  • 求人広告
  • ダイレクト・ソーシング
  • 人材紹介サービス
  • 転職フェア

求人広告

求人広告は、企業が求人への応募を集めるために掲載する広告のことです。転職希望者・企業の双方にとって、最も一般的な採用手法といっても良いでしょう。
掲載先には紙媒体とWeb媒体がありますが、近年はWeb媒体が主流です。主なWeb媒体としては求人サイトや求人検索エンジンが挙げられます。

中途採用で求人広告を活用する場合は、繁忙期と閑散期で、それぞれ以下のポイントを意識しましょう。

求人広告のポイント

繁忙期 閑散期
●他社よりも早く掲載する
●自社の強みを盛り込んで他社と差別化する
●応募には即時に対応する
●ポテンシャル採用を視野に入れる
●じっくりと「読んでもらえる」求人広告を作成する
●採用ブランディングも行う

求人広告についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:求人広告とは?媒体ごとの特徴や費用・掲載までの流れを解説

なお、パーソルキャリア株式会社では『doda求人情報サービス』を運営しています。詳しくはこちらをご覧ください。

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繁忙期のポイント

繁忙期に多くの応募を集めたいのであれば、他社よりも早く求人広告を掲載することが重要です。繁忙期は多くの企業が求人広告を掲載するため、一足早くスタートを切ることで転職希望者の目にとどまるチャンスが増えます。

なお、その際は求人広告の内容を他社と差別化することを意識しましょう。似たような内容の求人広告が複数あると、転職希望者はより魅力的に感じるほうを選ぶため、自社の強みを明確にアピールする求人広告を作成してください。

そして応募があったら、即時の返信を心がけましょう。繁忙期ゆえに転職希望者は他社にも応募している可能性があります。スピード感のある対応で転職希望者の信頼を勝ち取ることが、採用活動の成功へとつながります。

閑散期のポイント

閑散期は、転職希望者の動きが穏やかになるため、繁忙期と比べると自社への応募数が減少します。そのため、即戦力となる人材だけでなく、ポテンシャルのある人材にまで選択肢を広げて採用活動を行うことをお勧めします。

求人広告を作成するにあたっては、自社からのメッセージや求める人材像など、転職希望者に伝えたい情報をしっかりと盛り込んでください。閑散期は求人広告の数も減るため、転職希望者に自社の求人広告をじっくりと見てもらえることが期待できます。

また、今すぐに転職活動をしたいわけではないが、転職に向けた情報収集をしていることもあるので、求人広告を出すだけではなく、SNSやオウンドメディアを通じて採用ブランディングを実施し、転職潜在層にまで自社の情報を届けることも有効です。

関連記事:応募したくなる求人広告とは?求人の書き方や文章例、応募を増やすコツを解説

ダイレクト・ソーシング

ダイレクト・ソーシングは、企業側が自社の求める人材を探して、転職希望者にアプローチする「攻め」の採用手法です。転職希望者からの応募を待つ必要がないため、求人広告ではなかなか結果が得られない企業でも、採用活動を理想的に進められる可能性があります。

ダイレクト・ソーシングを利用する場合に、繁忙期・閑散期でそれぞれ意識したいポイントは以下の通りです。

ダイレクト・ソーシングのポイント

繁忙期 閑散期
●転職希望者一人ひとりに合わせた文面でスカウトメールを作成する
●スカウトメールを見てもらえる時間帯に送信する
●スピード対応を心がける
●アプローチする転職希望者をじっくりと検討する
●丁寧なコミュニケーションで意向を醸成する
●転職希望者が求めている情報を提供する

以下の記事では、ダイレクト・ソーシングについて詳しく解説しています。
関連記事:ダイレクト・ソーシングとは?メリットや費用・導入の流れを解説

なお、パーソルキャリア株式会社は、ダイレクト・ソーシングサービス『doda ダイレクト』を運営しています。詳しくはこちらをご覧ください。

doda ダイレクト
doda ダイレクトの資料請求・相談はこちらdoda ダイレクトは、スカウト会員データベースに企業が直接アクセスし、転職希望者の登録情報を確認した上で、直接スカウトメールが送れるサービスです。サービス詳細については以下からお気軽にお問合せください。資料請求・お問い合わせ

繁忙期のポイント

ダイレクト・ソーシングでは、気になる転職希望者に対してスカウトメールを送ることでアプローチできます。繁忙期にスカウトメールを送るのであれば、同じ文面を使い回さずに、転職希望者一人ひとりに合わせた文面を用意しましょう。

繁忙期なら、転職希望者は自社を含めた多くの企業からアプローチを受けていることが考えられます。転職希望者個人に宛てている文面でスカウトメールを送れば、「自分のことを見てくれている企業だ」という信頼感が生まれ、自社を選んでもらえる可能性が高まるでしょう。

さらに、スカウトメールを送るタイミングも戦略的に考えたいところです。以下の時間帯は、転職希望者がスマートフォンを見る可能性が高いため、他社に埋もれずスカウトメールを見てもらえることが期待できます。

  • 出勤の時間帯:8時~9時
  • 昼休みの時間帯:12時~15時
  • 退勤直後の時間帯:17時~18時

また、求人広告を出稿する場合と同様に、繁忙期は特にスピード対応を心がけて、転職希望者の信頼を得ることも大切です。

閑散期のポイント

閑散期は、転職意欲の高い人材が減る時期となるため、スカウトメールを送る転職希望者はじっくりと精査しましょう。より自社とマッチする人材に絞ってアプローチすることがポイントです。

また、アプローチ先となる転職希望者が見つかったら、「この企業に転職したい」という気持ちを醸成するためにコミュニケーションを丁寧に行ってください。「転職希望者が求めている情報は何か」をよく考えて、面談の場で有益な情報を提供することも大切です。

人材紹介サービス

人材紹介サービスは、人材紹介会社がデータベースの中から自社の希望条件に合う転職希望者を探して、紹介してくれるサービスです。また、人材の紹介だけでなく、求人票の作成や面接日程の調整、転職希望者への連絡など、基本的な採用業務を代行してくれるという役割もあります。

人材紹介サービスを中途採用で利用する場合に意識したいポイントは、以下をご覧ください。

人材紹介サービスのポイント

繁忙期 閑散期
●準備段階で人材紹介会社に詳細な情報を共有する
●スピード対応を心がける
●転職潜在層に向けて積極的にアプローチする
●採用要件の幅を広げる

人材紹介サービスについて、より詳しい情報は以下の記事で解説しています。
関連記事:人材紹介サービスとは?図で解説。特徴とメリット、押さえておきたい利用の流れについてのポイント

また、パーソルキャリアでは『doda人材紹介サービス』を提供しておりますので、ぜひご検討ください。

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繁忙期のポイント

繁忙期に人材紹介サービスを使いたい場合は、まず事前の段階で人材紹介会社と密に連携し、自社が求める人材像や、競合他社と比較した際の自社の魅力など、必要な情報を可能な限り詳細に共有しましょう。ここで詳細な情報を伝えることで、多くの競合が採用活動を行う繁忙期であっても効率的に人材を採用できる可能性が高まります。

また、スピード感のある対応を心がける点は、ほかの採用手法と同じく大切です。人材紹介サービスの場合は、転職希望者とのやりとりを代行してもらえるため、日程調整や質問への返答など、自社がレスポンスを返す必要のある場面では即時の対応を意識してください。

閑散期のポイント

実は、転職希望者の動きが落ち着く閑散期こそ、人材紹介サービスを効果的に使える時期といえます。なぜなら、自発的には応募しない転職潜在層でも、人材紹介サービスから応募につながる可能性があるためです。

そのため、閑散期こそ人材紹介サービスを積極的に利用しましょう。ライバルが少ない時期に、転職希望者から興味を持ってもらうために、求人票の内容を充実させておくことも大切です。

なお閑散期は、繁忙期と戦略が異なります。転職希望者の数が少ない時期となるため、採用要件や条件面に柔軟性を持たせて、紹介対象となる人材の幅を広げましょう。

転職フェア

転職フェアは、転職希望者に向けて複数の企業が実施する合同企業説明会です。参加企業が自社のブースを設けて、自社の魅力をアピールしたり、転職希望者と面談したりすることで転職希望者との接点をつくり、母集団形成につなげます。

なお、転職フェアは主催によって日程が決められているため、開催予定の日程から選ぶこととなります。繁忙期・閑散期いずれも転職フェアは開催されているため、ポイントを押さえた上で参加を決めましょう。

転職フェアのポイント

繁忙期 閑散期
●事前に参加を告知する
●ブースを他社と差別化する
●来場者に積極的に声をかける
●来場者一人ひとりにじっくりと向き合う
●翌日に連絡を取り、フォローアップを行う

繁忙期のポイント

繁忙期に転職フェアに参加する場合は、当日の対応だけでなく事前準備も非常に大切です。来場者に自社の魅力を伝える資料を用意しましょう。また、SNSなどを活用して、前もって参加を告知することで、当日のブース訪問を促せます。

また、ブースをつくるにあたっては、以下のような工夫を行うと自社の存在を印象付けられます。

転職フェアで取り入れたい工夫

  • ブースの装飾を目立たせる
  • 来場者にノベルティを配布する
  • 適職診断やゲームなどの体験型コンテンツを用意する

当日は多くの企業が参加するため、来場者に積極的に声をかけて、接点を持つことが成功のポイントです。

閑散期のポイント

閑散期の転職フェアは、参加企業数も来場者数も繁忙期より少ないことが考えられるため、「目立つこと」ではなく「来場者と関係を構築すること」を重視しましょう。ブースに転職希望者が訪れたらじっくりと面談を行い、自社のカルチャーやはたらき方を伝えます。
丁寧な個別対応によって、一人ひとりと深い関係を築き、志望度を高められるでしょう。

また、転職フェアの翌日には、転職希望者に連絡してフォローアップを実施したいところです。転職フェアの記憶が鮮明なうちに連絡を取ることで、自社の存在を印象付けて、面接案内へとつなげられます。

中途採用の成果を上げるためのポイント

中途採用の成果を上げるには、繁忙期と閑散期の具体的な時期を理解した上で、以下で紹介する3つのポイントを押さえましょう。

中途採用の成果を上げるためのポイント

  • 求める人材像を明確にする
  • 採用チャネルを適切に選定する
  • 採用プロセスを最適化する

求める人材像を明確にする

どの採用手法を選ぶ場合であっても、自社が求める人材像は必ず明確に設定しましょう。なぜなら、「どのような人材を採用したいのか」が明確になると、その人材像に最適なアプローチを設計できるためです。

その結果、採用活動を効率的に進められるようになります。また、関係者全員の認識を統一できるため、例えば面接の際も、誰が面接しても同じ基準のもと、合否を判断できます。

関連記事:採用要件(人材要件)とは?つくり方の手順や注意点、具体例まで解説

採用チャネルを適切に選定する

採用チャネルとは、企業が転職希望者と接点を持つための手段のことです。つまり、企業が選んだ採用手法が採用チャネルとなります。

採用チャネルによってメリット・デメリットや出会える人材の傾向も異なるため、自社の条件に合う採用チャネルを選ぶことが大切です。例えば、「繁忙期に多くの応募を集めて母集団を形成したい」とお考えであれば、求人広告が向いているでしょう。反対に、「閑散期に動いて、自社とマッチする転職希望者にピンポイントでアプローチしたい」という場合にはダイレクト・ソーシングが向いています。

採用チャネルによっても中途採用の成功が左右されるため、自社に合う採用チャネルを選びましょう。

関連記事:採用チャネルとは?8手法の特徴とメリット・選び方を解説

採用プロセスを最適化する

採用チャネルだけでなく、自社の採用プロセスを見直すことも非常に重要です。

特に、辞退やミスマッチが多い場合は採用プロセスに改善点が隠れている可能性があります。例えば辞退が目立っている場合は、選考フローの回数やレスポンスの速さを見直すと、転職希望者の心が離れることなく自社を選んでくれるようになるかもしれません。また、ミスマッチに悩んでいるのであれば、選考の内容や面接の質問を見直しましょう。

課題ごとに改善点は異なるため、「現状の採用課題は何か」を明確にした上で、採用プロセスを洗い出し、改善点を見つけてください。

関連記事:採用プロセスとは?策定の方法や課題別の改善策を紹介

中途採用の時期に関するよくある質問

最後に、中途採用の時期に関する疑問にお答えします。採用計画を立てる際の参考にしてください。

中途採用の時期に関するよくある質問

  • 中途採用はいつの時期に行うと良いですか?
  • 転職希望者が多い時期はいつですか?
  • 中途採用は年間を通して行うべきですか?

中途採用はいつの時期に行うと良いですか?

お勧めは、新規求職申し込み件数が増える1月・4月と、新規求人数が少なくなる8月です。

1月・4月の繁忙期は、多くの転職希望者が動き出すため、それだけ多くの応募が集まる可能性があります。8月は新規求人数が少なくなる分、転職希望者の動きも穏やかになりますが、ライバルが少ないため競合に埋もれにくいという点がメリットです。

転職希望者が多い時期はいつですか?

1年で転職希望者が最も多くなる時期は、4月です。現職での昇給・昇格や部署移動などの環境の変化によって、転職を考える人材が増えていることが考えられます。

中途採用は年間を通して行うべきですか?

はい。中途採用は繁忙期と閑散期それぞれで異なるメリット・デメリットがあるため、採用活動を効率的に進めたいのであれば、年間を通して行うことをお勧めします。

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採用時期だけでなく採用方法も見直して、効率的な中途採用を

中途採用には、繁忙期と閑散期があることがわかりました。それぞれの時期で採用活動を行うメリットとデメリットがありますので、本記事で解説した内容を参考に、戦略的な採用計画を立てて、中途採用を効率的に進めましょう。

なお、中途採用はさまざまな要因により、募集時期をコントロールすることが難しい場合もあります。中途採用に適した時期を狙って採用活動を始めるだけでなく、採用活動を始める時期に合わせて選考スピードを速めたり、募集方法を見直したりすることでも、採用活動を有利に進められます。
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