メディカル業界
メディカル業界中途採用マーケットレポートは、dodaに登録いただいた求人・登録者から、下記の職種の登録者動向・求人動向・採用ポイントをまとめたレポートです。
※該当職種:MR、医療機器営業、CRA、PV(安全性情報)、メディカルサイエンスリエゾン(MSL)、研究開発、品質管理(医薬品)、品質管理/保証(医療機器)、品質保証(医薬品)
MR
- 2025年4月~6月の登録者数は、前3か月比(2025年1月~3月)で101%と微増
登録者のトレンドとして、すべての条件が合致する企業を求める傾向が強い。特に社会人経験年数の少ない方は、情報収集のみの目的で転職活動やキャリアカウンセリングをご希望される方も多い。待遇面の折り合いが難しく、転職活動をスタートされない方も一定数いる。 - 2025年4月~6月の求人採用人数は、前3か月比(2025年1月~3月)で116%と増加傾向
製薬メーカーで採用人数が増加、CSOでも引き続き積極的に採用継続している状況である。
採用成功ポイントとして、特に未経験採用における「選考スピードの早期化」を意識するのが重要である。また、懸念になりやすい転勤をカバーできるようなメリット・魅力の訴求が必要。
MRの登録者動向

対象:2025年4月~6月にdodaにご登録いただいた方。
MRの求人動向

保有求人件数と登録者数推移:2024年7月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年7月~2025年6月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
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医療機器営業
- 2025年4月~6月の登録者数は、前3か月比(2025年1月~3月)で98%と減少
これまで同様に働き方(オペ立ち・出張など・転勤なし)の改善希望が強い。特に、内資系や検査機器、異業種への転職ニーズは依然として増加傾向である。 - 2025年4月~6月の求人採用人数は、前3か月比(2025年1月~3月)で99%とほぼ横ばい
選考スピードを意識した「選考会」を実施する企業が増えている。また、採用要件を、営業経験者に捉われずにコメディカル等にも広げる動きもみられる。
医療機器営業の登録者動向

対象:2025年4月~6月にdodaにご登録いただいた方。
医療機器営業の求人動向

保有求人件数と登録者数推移:2024年7月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年7月~2025年6月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
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CRA
- 2025年4月~6月の登録者数は、前3か月比(2025年1月~3月)で107%と増加
メーカー求人が増加傾向であること、CRO業界の求人が減少傾向であることなどが影響し、登録者数が増していると考えられる。これまで転職市場で優位に立っていた登録者(CRA)が、自身の市場価値に対する危機感を感じ、転職活動を行うケースが増加している印象である。 - 2025年4月~6月の求人採用人数は、前3か月比(2025年1月~3月)で90%と減少傾向
米国を中心とした製薬メーカーの先行き不安により、プロジェクトが後ろ倒しになっているため、TOP外資での採用が縮小傾向である。一方、内資系はバイオベンチャーなど希少疾患領域でのプロジェクトが増加している。CRO各社は未経験採用が停止傾向、また経験者採用も厳選採用の方向が見られる。若手等のCRA1採用よりもCRA2、seniorCRA採用に注力傾向だ。
採用成功ポイントとしては、各社採用枠が少ない中経験者に比重が寄っているため、育成やCRA1採用が叶えば、採用可能性が高まる。また、募集再開時は、各社熱度が高くなり、競合他社数も多くなる可能性があるため、現場を巻き込むオファー面談などで転職希望者のフォローを進めることが重要だ。
CRAの登録者動向

対象:2025年4月~6月にdodaにご登録いただいた方。
CRAの求人動向

保有求人件数と登録者数推移:2024年7月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年7月~2025年6月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
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PV(安全性情報)
- 2025年4月~6月の登録者数は、前3か月比(2025年1月~3月)で88%と減少
登録者のトレンドとしては、若手層や微経験者層が多く見られ、派遣経験者や外部就労者が目立つ。また、働き方を重視する登録者も依然として多い傾向である。 - 2025年4月~6月の求人採用人数は、前3か月比(2025年1月~3月)で78%と減少傾向
PVの限定的業務(受付や入力)やコメディカル、MRなど、ポテンシャル層も含めた未経験採用を視野に採用要件を広げることが採用成功のポイントである。
PV(安全性情報)の登録者動向

対象:2025年4月~6月にdodaにご登録いただいた方。
PV(安全性情報)の求人動向

保有求人件数と登録者数推移:2024年7月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年7月~2025年6月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
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メディカルサイエンスリエゾン(MSL)
- 2025年4月~6月の登録者数は、前3か月比(2025年1月~3月)で102%と微増
登録者側のニーズは多様ではあるが、その中でも「メーカー希望」や「キャリアチェンジを求める方」が多く見受けられる。 - 2025年4月~6月の求人採用人数は、前3か月比(2025年1月~3月)で82%と減少傾向
外資系を中心に、開発パイプラインの変化からメディカルアフェアーズ(MA)に対する採用ニーズが高まっている。また、MSLとMAを包括するような従来のメディカルサイエンスリエゾンとは異なる業務への移行が目立つ。一方で、学術系のポジション(ドラッグインフォメーションなど)はCSOへのアウトソースが加速度的に増加している。
採用成功ポイントは「適切な要件定義と細やかな情報提供」が鍵となる。オンコロジーやスペシャリティ領域(希少疾患)における経験者のニーズが高いが、プライマリー領域(慢性疾患)を含めて採用要件を定義することが重要。また、MSLは広範なエリア担当となり、出張ベースでの働き方が多いが、これがネックとなり応募に至らないケースが非常に多いので勤務地条件に柔軟性を持たせられるかが鍵。
そして、経験者は極めて限定的であるためアカデミア・薬剤師・看護師(アドボカシーであれば)なども見据えるなど、適切な要件定義を行うことも必要である。
現在、製薬メーカーで最もニーズの高い人材はメディカルアフェアーズの中でも「エビデンスジェネレーション」の経験者となるが、この経験を必須とするとご支援の難易度は格段に増すことになるので、可能な範囲で要件を広げることもポイントである。
メディカルサイエンスリエゾン(MSL)の登録者動向

対象:2025年4月~6月にdodaにご登録いただいた方。
メディカルサイエンスリエゾン(MSL)の求人動向

保有求人件数と登録者数推移:2024年7月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年7月~2025年6月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
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研究開発
- 2025年4月~6月の登録者数は、前3か月比(2025年1月~3月)で100%と維持
アカデミアや派遣就業を中心にして年度末(3月末)での契約満了・退職となった方が、新たな就業先を希望し、4月以降に転職活動を開始される方が一定数いる。 - 2025年4月~6月の求人採用人数は、前3か月比(2025年1月~3月)で93%と減少傾向
米国大統領にトランプ大統領が就任し、関税問題が再燃。また製薬メーカーの薬価引き下げにも言及しており、先行きが見えなくなってきていることから、求人動向は減少傾向である。特に、大手製薬メーカーでは研究ポジションの採用は縮小傾向である。一方、CDMOやバイオベンチャーは一定活況である。
採用成功ポイントは、「適切な要件定義と現場からの魅力情報訴求」が鍵となる。スキルフルな登録者(バイオ/細胞医療などのNewモダリティ経験者)は、その希少性から、なかなか転職活動を開始しないというのが現状。このような状況を打破する上で重要になるのが、企業/職種ならではの魅力訴求である。
また、現場と人事で求めている人材要件に乖離が見られることも多く、採用が長期化することにも繋がっているので、現場を巻き込んだ採用活動を行い、マーケット状況を考慮した適切な要件定義を行うことが鍵となる。
研究開発の登録者動向

対象:2025年4月~6月にdodaにご登録いただいた方。
研究開発の求人動向

保有求人件数と登録者数推移:2024年7月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年7月~2025年6月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
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品質管理(医薬品)
- 2025年4月~6月の登録者数は、前3か月比(2025年1月~3月)で109%と増加
メーカー、特定技術派遣、また雇用形態問わず、年度末に向けて立て込んでいた試験業務が落ち着いたタイミングで、転職活動を開始するために、登録者が増加したと考えられる。 - 2025年4月~6月の求人採用人数は、前3か月比(2025年1月~3月)で110%と増加
傾向としては、メーカーでの求人要望は落ち着いており、責任者クラスの求人が目立つ。一方でCDMO/CMOでの求人数は増加傾向である。技術的要素が強い求人については、OSやCDMO/CMOへのアウトソースが進んでおり、今後は減少見込みである。
採用成功ポイントは、「適切な要件定義と詳細情報訴求」が鍵となる。医療業界における経験者は希少性が高いので、近しい業界(化粧品/ケミカル/食品)の経験者も採用の視野に入れることが重要である。
また、低分子とバイオ医薬品などで担当製品がチームごとに分かれているケースが多いので、組織構成やそれぞれのミッションなどの詳細情報を展開するのも効果的だ。それにより、求職者から見た際の職務への解像度が上がり、応募獲得を増すことができる。
品質管理(医薬品)の登録者動向

対象:2025年4月~6月にdodaにご登録いただいた方。
品質管理(医薬品)の求人動向

保有求人件数と登録者数推移:2024年7月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年7月~2025年6月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
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品質管理/保証(医療機器)
- 2025年4月~6月の登録者数は、前3か月比(2025年1月~3月)で79%と減少
CROや派遣形態にて、局所的な業務を担当する方の登録が主である。特にメーカー経験者の登録層は希少であり、「売り手市場」は変わらず。「高い年収」「業務での裁量権が多い就業環境」を求める転職者希望が目立つ。 - 2025年4月~6月の求人採用人数は、前3か月比(2025年1月~3月)で99%と横ばい
採用成功のポイントは、ポテンシャル人材採用も視野に入れつつ、経験者採用を中長期的に展開していくことが有効である。
品質管理/保証(医療機器)の登録者動向

対象:2025年4月~6月にdodaにご登録いただいた方。
品質管理/保証(医療機器)の求人動向

保有求人件数と登録者数推移:2024年7月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年7月~2025年6月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
自社だけでは難しい、選考段階における意向醸成も
doda人材紹介サービスなら、採用のプロが貴社と候補者の間に入ってアドバイスします。
品質保証(医薬品)
- 2025年4月~6月の登録者数は、前3か月比(2025年1月~3月)で102%と増加
現職にて異動の可能性が出てきたタイミングで、転職を検討する方が増加。転職回数が多くても、ご経験があれば、複数企業から声が掛かる「売り手市場」は変わらず。「高い年収」や「業務での裁量権が多い就業環境」を求める転職希望者が目立つ。 - 2025年4月~6月の求人採用人数は、前3か月比(2025年1月~3月)で106%と増加
採用ニーズは引き続き高く、査察対応経験/QMSなどへのニーズが特に高い。
採用成功ポイントは、「適切な要件定義」が鍵となる。経験者採用では、独自の魅力化(グローバル旗艦工場/経験できるモダリティが豊富など)、未経験者採用では、異業界(化粧品/ケミカル/食品)も競合となるため育成体制や将来的なキャリアの広がりなどアピールすることが鍵となる。
直近は、QAの中でも品質保証システム構築(QMS)へのニーズが高いが、これらの知見は食品業界での経験者も非常に高いレベルにある。そのため、例えば医薬の経験がなくてもISO 9001を経験している食品業界経験者などを採用要件に加えるなど、業務親和性が高い人材を獲得することも検討することも重要だ。
品質保証(医薬品)の登録者動向

対象:2025年4月~6月にdodaにご登録いただいた方。
品質保証(医薬品)の求人動向

保有求人件数と登録者数推移:2024年7月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年7月~2025年6月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
中長期的に募集を行うなら初期費用無料・完全成功報酬の人材紹介サービスがおすすめ
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メディカル業界マーケットレポート(2025年7月発行)ページです。【中途採用をお考えの法人様へ】dodaサービスのご案内 - 採用成功への扉を開く、総合採用支援サービス