メディカル業界マーケットレポート(2025年10月発行)

2025年10月発行
業界別マーケットレポート

メディカル業界

メディカル業界マーケットレポートは、dodaに登録いただいた求人・登録者から、中途採用市場における以下の職種の登録者動向・求人動向・採用ポイントをまとめたレポートです。
※MR、医療機器営業、CRA、PV(安全性情報)、メディカルサイエンスリエゾン(MSL)、研究開発、品質管理(医薬品)、品質管理/保証(医療機器)、品質保証(医薬品)

MR

ここがポイント
  • 2025年7月~9月の登録者数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で86%と減少
    製薬各社の早期退職が落ち着いたこともあり、2025年4月~6月と比較して登録者は減少傾向である。昨年度の早期退職制度への応募者が、転職活動に苦戦したという事例や話を聞き、現在は早期退職への応募および転職活動に対して慎重になっている方が多いようだ。
    社会人経験年数の少ない方は、情報収集のみの目的で転職活動やキャリアカウンセリングをご希望される方も多いが、待遇面の折り合いが難しく、転職活動をスタートされない方も一定数いる。
  • 2025年7月~9月の求人数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で103%と増加
    CSOでは積極的に採用を継続。大手製薬メーカーでは、未経験でも応募可能なMRポジションを全国で複数名採用する動きが見受けられ、全体的に求人は増加となった。
    採用成功ポイントとしては、選考スピードの早期化である。メーカーでも選考回数を1回で合否を見極める企業もあり、選考フローの工夫・早期化は引き続き重要である。加えて、「転勤懸念」を上回る企業やポジションの魅力・メリットの訴求ができるかがポイントである。

MRの登録者動向

登録者詳細
MRの登録者詳細(2025年10月)

対象:2025年7月~9月にdodaにご登録いただいた方。

MRの求人動向

求人マーケット動向
MRの求人マーケット動向(2025年10月)

保有求人件数と登録者数推移:2024年10月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年10月~2025年9月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。

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医療機器営業

ここがポイント
  • 2025年7月~9月の登録者数は、前3カ月比(2025年4月~6月)100%と横ばい
    これまで同様に働き方(オペ立ち・出張・転勤)の改善希望を目的に転職活動をされる方が多い。特に、内資系や検査機器、異業種への転職ニーズは依然として増加傾向である。
  • 2025年7月~9月の求人数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で107%と増加
    大手外資系企業を中心に、不整脈領域、心臓血管領域などマーケット成長が大きい製品群において、1day選考会の実施/コメディカル職への要件拡大を実施していた。画像診断、医療消耗品など上記以外の領域は欠員に伴う採用のため、医療機器営業経験者など即戦力を重視した採用の傾向が見られる。
    採用成功のポイントとしては、1day選考会の実施が多くなっている昨今、選考リードタイムの短縮・スケジュール調整は非常に重要である。また母集団形成のため、コメディカル職の要件緩和、即戦力採用を目的とした40代以上のシニア採用についても視野に入れるべきである。
    マーケット状況として、外資系メーカーを中心に新製品の上市に伴う増員採用が増えたことから、従来の働き方に関する懸念払しょくだけでなく、製品ポートフォリオ、会社の成長性など総合的に意向醸成をすることが重要だ。

医療機器営業の登録者動向

登録者詳細
医療機器営業の登録者詳細(2025年10月)

対象:2025年7月~9月にdodaにご登録いただいた方。

医療機器営業の求人動向

求人マーケット動向
医療機器営業の求人マーケット動向(2025年10月)

保有求人件数と登録者数推移:2024年10月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年10月~2025年9月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。

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CRA

ここがポイント
  • 2025年7月~9月の登録者数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で89%と減少
    世界情勢の変化やCRO業界における経験者採用の減少が影響し、転職に慎重になったことが登録者数減少の原因ではないかと推測。しかし、CRO業界の採用も回復の兆しが見えており、今後登録者数は増加する可能性も考えられる。
  • 2025年7月~9月の求人数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で79%と減少
    製薬メーカーの先行き不安から、外資CRO各社にて未経験採用ストップが続いていたことで、求人数減少が続く。ただ、来期以降で未経験採用が再開する声も一部上がっている。
    採用成功のポイントとしては、CRA経験1~2年の微経験者層の採用やコメディカルなどに広げることが重要だ。経験者採用は、これまで同様にCRA2、seniorCRAに注力する傾向である。

CRAの登録者動向

登録者詳細
CRAの登録者詳細(2025年10月)

対象:2025年7月~9月にdodaにご登録いただいた方。

CRAの求人動向

求人マーケット動向
CRAの求人マーケット動向(2025年10月)

保有求人件数と登録者数推移:2024年10月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年10月~2025年9月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。

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PV(安全性情報)

ここがポイント
  • 2025年7月~9月の登録者数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で115%と増加
    引き続き登録者のトレンドとしては、若手層や微経験者層が多く見られ、派遣経験者や外部就労者が目立つ。また、働き方を重視する登録者も依然として多い傾向である。
  • 2025年7月~9月の求人数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で71%と減少
    PV業務の中でも、評価・入力などの項目においてはデジタル化(AI)にて対応可能な点が多く、各社採用熱度が低下している。
    採用成功のポイントとしては、PVの限定的業務(受付や入力)やコメディカル、MRなど、ポテンシャル層も含めた微経験・未経験採用を視野に採用要件を広げることが鍵である。

PV(安全性情報)の登録者動向

登録者詳細
PV(安全性情報)の登録者詳細(2025年10月)

対象:2025年7月~9月にdodaにご登録いただいた方。

PV(安全性情報)の求人動向

求人マーケット動向
PV(安全性情報)の求人マーケット動向(2025年10月)

保有求人件数と登録者数推移:2024年10月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年10月~2025年9月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。

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メディカルサイエンスリエゾン(MSL)

ここがポイント
  • 2025年7月~9月の登録者数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で93%と減少
    登録者側のニーズは多様ではあるが、その中でも「メーカー希望」や「キャリアチェンジを求める方」が多く見受けられる。
  • 2025年7月~9月の求人数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で102%と増加
    外資系を中心に、開発パイプラインの変化からメディカルアフェアーズ(MA)に対する採用ニーズが高まっている。近年CSOでもメディカルアフェアーズ機能を請け負う事業の活発化が目立ち、業界では未経験者採用の動きもみられ、全体的に求人は増加傾向である。
    採用成功のポイントとしては、「適切な要件定義」と「細やかな情報提供」が鍵となる。経験者の母数は限定的である為、アカデミア・薬剤師・看護師(アドボカシーであれば)なども採用要件に含めるなど、適切な要件定義を行いたい。メディカルアフェアーズの中でもエビデンスジェネレーションの経験者や、オンコロジーやスペシャリティ領域(希少疾患)における経験者のニーズは引き続き高いため、市況に応じて必須要件を調整することがポイントである。
    またMSLの「広範なエリア担当及び出張ベースでの働き方」がネックとなり応募に至らないケースが多いため、勤務地条件に柔軟性を持たせられるかもポイントである。

メディカルサイエンスリエゾン(MSL)の登録者動向

登録者詳細
メディカルサイエンスリエゾン(MSL)の登録者詳細(2025年10月)

対象:2025年7月~9月にdodaにご登録いただいた方。

メディカルサイエンスリエゾン(MSL)の求人動向

求人マーケット動向
メディカルサイエンスリエゾン(MSL)の求人マーケット動向(2025年10月)

保有求人件数と登録者数推移:2024年10月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年10月~2025年9月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。

「どんな情報を提供すれば応募が獲得できるか」「どんなターゲットを狙うべきか」など
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研究開発

ここがポイント
  • 2025年7月~9月の登録者数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で93%と減少
    アカデミアの登録者層が減少したことが、登録者数減少へ影響したと考えられる。
    一方で、キャリアや働き方を見直したい若手層や、メーカーに転職を希望する研究補助業務(特定技術派遣)に従事されている方の登録が増加している傾向である。
  • 2025年7月~9月の求人数は、前3カ月比で(2025年4月~6月)で94%と減少
    米国大統領にトランプ大統領就任に伴う関税問題による様子見の状態が続いていたが、大手メーカーを含め、採用活動再開の兆しがある企業も見受けられる。これまで停止されていた求人についても、治験を止めることの限界もあり、再開せざるを得ない状況に至ったことから、現在再び動き始めているものと推察。
    採用成功のポイントとしては、「適切な要件定義」と「現場からの魅力情報訴求」が鍵となる。スキルフルな登録者(バイオ/細胞医療など)は、その希少性から、なかなか稼働しないというのが現状だ。このような状況を打破する上で重要になるのが、企業・職種ならではの魅力である。
    また、現場と人事で求めている人材要件に乖離が見られることも多く、採用が長期化することにも繋がっているので、現場を巻き込んだ採用活動を行い、転職市況を考慮した適切な要件定義を行うことが鍵となる。

研究開発の登録者動向

登録者詳細
研究開発の登録者詳細(2025年10月)

対象:2025年7月~9月にdodaにご登録いただいた方。

研究開発の求人動向

求人マーケット動向
研究開発の求人マーケット動向(2025年10月)

保有求人件数と登録者数推移:2024年10月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年10月~2025年9月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。

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品質管理(医薬品)

ここがポイント
  • 2025年7月~9月の登録者数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で96 %と減少
    登録者数は前3カ月対比で減少傾向である。登録者のうち、契約雇用や特定技術派遣で働かれている方がメーカーへの転職を希望し、活動されている方が多いのが特長である。
  • 2025年7月~9月の求人数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で87%と減少
    CDMO/CMOでの求人数が増加しているが、メーカーでは採用活動が落ち着いており、全体的に求人数は減少傾向である。技術的要素が強い求人(テクニシャン)については、OSやCDMO/CMOへのアウトソースが進んでおり、今後も求人数は減少見込みである。
    採用成功のポイントとしては、「適切な要件定義」と「詳細情報訴求」が鍵となる。医療業界における経験者は希少性が高いので、近しい業界(化粧品/ケミカル/食品)の経験者(GMP経験は必須)も採用の視野に入れることが重要である。

品質管理(医薬品)の登録者動向

登録者詳細
品質管理(医薬品)の登録者詳細(2025年10月)

対象:2025年7月~9月にdodaにご登録いただいた方。

品質管理(医薬品)の求人動向

求人マーケット動向
品質管理(医薬品)の求人マーケット動向(2025年10月)

保有求人件数と登録者数推移:2024年10月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年10月~2025年9月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。

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品質管理/保証(医療機器)

ここがポイント
  • 2025年7月~9月の登録者数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で127%と増加
    CROに加え、若手層が増えており、登録者は前3カ月比で127%と大幅増加した。一方、中堅以上のメーカー経験者の登録は希少である。中堅以上のメーカー経験者は、キャリアアップや同様のポジションを志す方が多く、キャリアチェンジの希望が少ない傾向だ。
  • 2025年7月~9月の求人数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で99%と微減
    内資系企業を中心に募集を行っており、経験者採用が多くを占めていることから、採用難易度は上がっている傾向だ。
    採用成功のポイントとしては、経験者採用が主流のため、ポテンシャル人材採用を視野に入れつつ、経験者採用を中長期で展開していくことが有効である。また、首都圏以外の採用も多いため、引っ越し補助や働き方、製品ポートフォリオ、部門の品質管理/品質保証に対する方向性や考え方など、あらゆる角度での訴求も重要だ。

品質管理/保証(医療機器)の登録者動向

登録者詳細
品質管理/保証(医療機器)の登録者詳細(2025年10月)

対象:2025年7月~9月にdodaにご登録いただいた方。

品質管理/保証(医療機器)の求人動向

求人マーケット動向
品質管理/保証(医療機器)の求人マーケット動向(2025年10月)

保有求人件数と登録者数推移:2024年10月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年10月~2025年9月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。

自社の魅力をどう訴求するか、スケジュール面でどう差別化するか…
自社だけでは難しい、選考段階における意向醸成も
doda人材紹介サービスなら、採用のプロが貴社と候補者の間に入ってアドバイスします。

品質保証(医薬品)

ここがポイント
  • 2025年7月~9月の登録者数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で91%と減少
    前3カ月対比で91%と登録者数は減少傾向である。登録者のうち、派遣雇用の方が一定数多いのが特長である。引き続き、メーカー経験者は転職回数が多くても、複数の企業から声が掛かる「売り手市場」である。
  • 2025年7月~9月の求人数は、前3カ月比(2025年4月~6月)で94%と減少
    求人数は減少傾向ではあるが、査察対応経験やQMSへのニーズは引き続き高い。
    採用成功のポイントとしては、「適切な要件定義」と鍵となる。経験者採用は、独自の魅力化(グローバル旗艦工場/経験できるモダリティが豊富など)、未経験者採用(化粧品/ケミカル/食品)は異業界も競合となるため、育成体制や将来的なキャリアの広がりなどを記載することが重要だ。また、QAに関しては働き方(フレックスや在宅)が見られるポイントになるので求人票に落とし込むのが重要。

品質保証(医薬品)の登録者動向

登録者詳細
品質保証(医薬品)の登録者詳細(2025年10月)

対象:2025年7月~9月にdodaにご登録いただいた方。

品質保証(医薬品)の求人動向

求人マーケット動向
品質保証(医薬品)の求人マーケット動向(2025年10月)

保有求人件数と登録者数推移:2024年10月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
対象:2024年10月~2025年9月にdodaにいただいた求人件数と登録者数。

中長期的な募集を行う必要のある品質保証(医薬品)
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メディカル業界マーケットレポート(2025年10月発行)ページです。【中途採用をお考えの法人様へ】dodaサービスのご案内 - 採用成功への扉を開く、総合採用支援サービス

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