不動産業界
不動産業界中途採用マーケットレポートは、dodaに登録いただいた求人と登録者から、不動産営業職および不動産専門職についての登録者動向・求人動向・採用ポイントをまとめたレポートです。
不動産営業職
- 新型コロナウイルスの影響もあり、様子見の登録者が増加
- 新型コロナウイルスの影響もあり、求人数は減少傾向
- 買い手市場の中で攻めの採用がポイントに
不動産営業職の登録者動向
※対象:2020年3月~5月にdodaにご登録いただいた方
5月に入り登録者数は増加に転じているが、売り手市場も陰りを見せ個人側は慎重に。新型コロナウイルス以前より求人数が減少したことから、潮目の変わるタイミングを待って転職活動を行いたい意向が高まっている。一方で、新型コロナウイルスの影響を受けての倒産・事業縮小から転職活動が必須となる方も。転職希望者側からはまだ買い手市場にまで転じた感覚は弱く、不動産市場から出たいという希望も多いが、いかに即戦力性を担保して活動を進めるかがポイントとなる。
不動産営業職の求人動向
対象:2019年12月1日~2020年5月31日にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
※12月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
新型コロナウイルスの影響を受け、不動産営業職の求人数は久しぶりに減少トレンドに。
一方でコロナ禍での新卒採用難航などを鑑み、個人向けの営業職では経験者採用にシフトする求人も増加している。法人営業のニーズはそこまで新型コロナウイルスの影響を受けておらず、横ばいで推移している。
不動産営業職の採用成功POINT
求人数は減っているものの、個人の登録者数は増加しており、買い手市場に変化。
異業界も含め競合が減少している今、自社に適切な要件定義を行い、不動産業界ならではの魅力を訴求することが重要。自社が求める採用ターゲットをより詳細に設定すること、併せて不動産業界に抱かれがちノルマや社風、給与体系などをよりていねいに情報開示することで応募意欲を喚起する求人にすることがポイント。
不動産専門職
- 新型コロナウイルスの影響もあり、様子見の登録者が増加
- 求人数は減少傾向だが、大きな影響は受けず
- 買い手市場の中でも、適切な要件定義がカギ
不動産専門職の登録者動向
※対象:2020年3月~5月にdodaにご登録いただいた方
1月から減少を続けていた登録者数は5月に増加に転じているが、売り手市場も陰りを見せ個人側の動きは慎重に。新型コロナウイルス以前より求人数が減少したことから、潮目の変わるタイミングを待って転職活動を行いたい意向が高まっている。一方で、新型コロナウイルスの影響を受けての倒産・事業縮小から転職活動が必須となる方も。特に販売サービスに関わる業種(商業施設・店舗開発など)は自粛による売り上げ低迷の影響が大きく、転職の必然性が高くなっている。
不動産専門職の求人動向
対象:2019年12月1日~2020年5月31日にdodaにいただいた求人件数と登録者数。
※12月の数値を「1」とした場合の変化を表しています。
新型コロナウイルスの影響もあり、一部では求人減少なども起きているものの、比較的求人ニーズは高いまま推移。マンション管理やビル管理などはコロナ禍でも堅調なニーズがあり、ポテンシャル採用を含め採用難易度は高まり続けている。経験豊富なベテラン層・シニア層をターゲットとした求人は比較的採用が進めやすい傾向にある。
不動産専門職の採用成功POINT
経験者採用、有資格者採用の求人が多い中で、自社において譲れない絶対条件を見極めて求人の打ち出しを検討する必要あり。
母集団が少ないため、シニア層の雇用形態の切り替えや嘱託採用、定年延長など、柔軟な雇用変更ができるかが今後の採用力を握るポイント。併せて面接確約アプローチなどを用いた待ちではなく攻めの採用も重要になる。
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不動産業界・中途採用マーケットレポート(2020年6月発行)ページです。【中途採用をお考えの法人様へ】dodaサービスのご案内 - 採用成功への扉を開く、総合採用支援サービス